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突然ですが、あなたはビジネスクラスまたはファーストクラスに乗ったことがありますか?
ここで「はーい!いつもそれしか乗りませーん」と元気よく答えられる政治家の先生方や企業のお偉方は、このコーナーでは対象としていません。自分で航空会社に行ってノーマルチケットを買いましょう。変更手数料もキャンセル料もかからずおすすめです(笑)。
さて、このページをご覧になっている大多数の個人旅行者、貧乏旅行者の味方はエイビーロードなどでもおなじみの「格安航空券」です。
例を挙げると、ノーマル運賃は東京〜ロサンゼルス間往復、エコノミークラス299,900円というお値段。この値段では外国に行ったことのない人が海外旅行なんて高嶺の花、なんて思うのも無理はありませんね。
ところが都内の旅行代理店ではロサンゼルス往復で5万円以下の値段が普通に張り出されています。これがいわゆる「格安航空券」で、ご存じの通りほとんどの個人旅行者はこれを利用しています。(ただし、オフシーズンは安いが、社会人も休みになる年末年始、お盆などのオンシーズンは極めて高くなる上に予約が入らないという欠点もあります
が、値段を考えれば当然ですが格安航空券はエコノミークラス。狭い。一度座ってしまったらトイレに立つのにも隣の人に断って、一度通路に立ってもらわなければなりません。航空会社にもよりますが、機内食も涙が出るほどまずい!トイレの数も少なく、食事後にはいつもトイレの前に長蛇の列。
ところがワンランク上のビジネスクラスとは雲泥の差。前の席の下に入れた荷物に足が届かなくて不安になるほど。肘掛けと体のあいだに隙間がありすぎてクッションを入れたくなるほどです。食事も前菜、メイン、デザートと別々に。
さて、こんな話を聞くとエコノミークラスになんて乗れなくなってきましたね。でもここで「お金持ちはええのぉ」なんて考えはじめてはいけません。格安航空券しか使うことのないあなたにもビジネスクラスの広々とした座席を満喫することは決して不可能ではないのです。
さて、前置きが長くなりましたが本題に入りましょう。
ここではビジネスクラスに乗る正攻法(確実に乗れる方法。といってもビジネスクラスの航空券を買うのは対象外)と確実ではないがつかむとかなりおいしい裏技にわけてご紹介します。
まずは正攻法から。タダでというタイトルには若干反しますが、、、
どうしても「狭苦しいエコノミーになんて乗りたくない」という人にはヴァージン・アトランティック航空などが販売しているプレミアムエコノミー(航空会社によって名前は異なる)の航空券をおすすめします。ヴァージンのエコノミーの格安航空券よりは高くなりますが、とても快適です。ただしプレミアムエコノミーという名前の通り、ビジネスになるのは座席だけで、機内食はエコノミーのままなのですが、ヨーロッパまでの長時間のフライトなら、翌日の疲れもずいぶん少なくなるはずです。
(注) サベナベルギー航空の「スーパーシート」は残念ながら廃止されたそうです。
次はマイレージをためて特典航空券でビジネスクラスを利用する方法。ここでは一番わかりやすく、必要なマイレージも少ないユナイテッド航空を例にとって説明します。
ユナイテッド航空マイレージプラスのセイバー特典航空券でエコノミークラスでアジア各都市までの往復に必要なマイル数は20000マイル。これに対してビジネスクラスに必要なマイル数は30000マイル。単純に計算して1.5倍ですね。ファーストクラスでは2倍の40000マイルです。ところがユナイテッド航空でバンコクまでの往復格安航空券はおよそ5万円。しかし、この1.5倍の7万5千円前後でバンコクまでのビジネスクラス航空券は買えますか?同じく10万円前後でファーストクラスの航空券が買えますか?
というわけで、私はもしマイレージの余裕があれば無料航空券を予約するときはビジネスクラス、もしくはファーストクラスで予約することをおすすめします。
さて、ここからは裏技。
各航空会社はJRなどと違い、実際に飛行機にある座席数よりもたくさんの予約を受け付けてしまいます。これは一人でも多くの乗客を飛行機に乗せるため、直前のキャンセルや当日空港に現れない人(No
showといいます)の分も見越して予約を受け付けてしまっているからです。さて、オンシーズンでこのようなぎりぎりのことを毎日繰り返していると、予約をして、航空券をもっていてその日の便に「乗りたい」という人が座席の数より多く現れてしまうことが多々あります。これをオーバーブッキングといいます。
さて、おいしい思いをするのはここからです。
まず、エコノミークラスの座席が足りなくなると、エコノミークラスの一部の乗客をビジネスクラスに乗せてしまいます。ビジネスの一部の人はファーストに。これをアップグレードといいます。逆に、差額を返すからエコノミーに乗ってくれというダウングレードもあります。
さて、問題はどうやってその「一部の人」を選ぶか?
日系の航空会社や、ヨーロッパ、オーストラリアの航空会社はアップグレードする人をその人の「外見(!)」で判断するという噂が流れています。実際に機内で地上職員が身なりのよさそうな人を探してアップグレードしている光景も目撃しています。
そのような航空会社の乗るときは身なりのいい服装をしていきましょう。
もちろん汚い服装にヒゲ、ロンゲ、荷物はバックパックなどというのは論外です。
顧客管理の先進国、アメリカの航空会社ではその航空会社の利用頻度で判断します。利用頻度、すなわち俗にマイレージとよばれているFFP(フリークエント・フライヤー・プログラム)の搭乗実績で判断します。
再びユナイテッドを例に取ると、
ユナイテッドのマイレージプラスには、
- ヒラ会員(笑)
- プレミアメンバー
- プレミアエグゼクティブ
- 1K(ワンケー)
という4つのランクがあり、アップグレードの時は当然、少しでも上のランクから選ばれます。また、予約のキャンセル待ちの時も同じです。ヒラの人が6ヶ月前にかけたキャンセル待ちよりも、プレミアの人が2ヶ月前にかけたキャンセル待ちのほうが優先されるのです。
さて、どう考えてもオーバーブッキングがでていると考えられるのにエコノミーの搭乗券をもらってしまったあなたは、搭乗口の近くでアナウンスを注意深く待ちましょう。航空会社としては、どうしても席が足りなくなってしまったときは奥の手として、翌日の飛行機に振り替えてくれる人を募集します。当然ホテル代、その日の食事代はタダです。たいてい翌日の便のアップグレードも保証されます。小切手か航空会社で使える金券ももらえます。これは搭乗口で、または乗ってから機内で英語のみでアナウンスされます。これからは時間があるからといって免税店でのんびりしてる場合ではありませんね。
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